君が奏でるメロディ ~貴方の瞳に映るもの~
恋する私
─瞬夜side─
俺の事は全て話した。
霈祢の事が知りたい。
不思議とそう思った。
「私の事?」
霈祢は驚いている様子だった。
『俺に質問した通りでいいから』
そう、あの3つの質問。
俺はイルミネーションの日以来、霈祢を見ていないから。
実はあの日から気になってたり…
まさか同じ高校に入学するなんて信じられなかった…
「7月24日のO型」
霈祢は小さく口を開いた。
可愛い所あるじゃん。
口調は荒いのに…─
強気な女は苦手だが、霈祢は大丈夫。
いつも笑って、無理がないから。
本心を隠してない。