君が奏でるメロディ ~貴方の瞳に映るもの~
私の彼氏
─悠緋side─
『先生ちょっと頭痛いんで外行ってきます』
『大丈夫か?わかった』
って言うのは嘘!!
俺は部活を抜け出し、屋上へと走った。
やっぱり気になるじゃん??
どうなったかって。
階段を勢い良く上がり、屋上へのドアにそっともたれた。
「今、私に好きって言ってくれた人」
おっ!
いい感じの所じゃん。
今って事は瞬夜の告白終わったのかよ!!
くそぉ──
でも良かった。
あいつらが結ばれたなら、これで。
『さぁ、俺も彼女作らねぇとな』
俺は階段をゆっくり降りた。
その時!?
「きゃぁ」
《バサバサッ》