君が奏でるメロディ ~貴方の瞳に映るもの~
ドキドキ急上昇↑↑
あのテンション直らないの?
逆にテンション低くかったら悠緋らしくないけど。
『目、閉じて』
私はそっと目を閉じた。
瞬夜の指が顔に触れた。
『はい、直った』
「え?」
私は何がなんだかわからなくなった。
『つけま』
「うそ!ずれてた?」
『うん』
マジで!!
私、今日初めて、つけましてみたから全然気づかなかった。
ださー…
せっかく頑張ったのに。
『キスだと思った?』
ニヤリと笑った瞬夜…
「んな馬鹿な!」
『期待してたくせに』
確かにちょっとは期待した。
けど、まさかつけまだったなんて。
恥ずかしいよ。
しなかったら良かった。
「それは…」
『つけま、しない方が可愛いよ?
付けなくてもまつ毛長いじゃん』