君が奏でるメロディ ~貴方の瞳に映るもの~


あれからしばらくが経ち、春休みは明日に迫っていた。


授業中のムードはだんだん良くなり、話しの話題は春休みの日程ばっかり。



「霈祢は瞬夜くんと何か予定あるの?」



美稀は目を輝かせながら聞いてきた。


相変わらず、悠緋のアタックに気づかない美稀。


何といったらいいのか…



「今の所ない」


「んじゃ、早いめに誘わないと」


「うん」



って言ったってどう誘おう。


行く場所とか色々あるしなぁ。


ちょっと待って!?


これってもしや、初デートの企画!?



< 156 / 209 >

この作品をシェア

pagetop