君が奏でるメロディ ~貴方の瞳に映るもの~


私と悠緋は屋上へと走り、ドアをゆっくり開けた。


やっぱり…─


瞬夜はまた1人でギターを弾いていた。



『しゅーんーやっ』

「ちょっと悠緋!!」



あの馬鹿!!


せっかく静かに聴いてたのに。


本当あいつと居れば疲れるわ。


何年一緒にいるんだか。



『霈祢もこいよ』



悠緋が手招きをしている。


本当に憎めないやつ!


けど悠緋が居ないと面白くないし。


私は悠緋と瞬夜の元へ走った。



< 31 / 209 >

この作品をシェア

pagetop