君が奏でるメロディ ~貴方の瞳に映るもの~


《ジャラーン…─》



私は弾き終わり、ギターを瞬夜に返そうとした時。



『ひくっひくっ』



なんで、泣いてるの?


瞬夜の目から涙が流れていた。



「瞬夜?」

『どうした?』



泣く必要あるの?


この曲で何かあった…とか。



『俺の姉貴が作った曲
名前は“桜月 楓”』



う…そ───


桜月が瞬夜のお姉さん!?


そんな...



「まじ…?」

『ほら』



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