君が奏でるメロディ ~貴方の瞳に映るもの~
ここに来て食べる物はいつも同じ。
「じゃあチョコパフェで…っ瞬夜!?」
前には短い髪を後ろでくくった瞬夜がいた。
名札にはしっかり‘桜木’と書いてある。
『はい?って霈祢かよ』
瞬夜は私をちらりと見た──
なんか、学校と違う感じ。
てかうちの学校、バイトOKだっけ?
『意外とおしゃれするんだな?』
「何よ?」
『いや、似合うよ』
そう言って行ってしまった。
似合う?
てっきりダサ!!とか言われそうだったのに。