君が奏でるメロディ ~貴方の瞳に映るもの~
これって恋!?
小さい頃からな~んにも変わらない。
すぐに落ち込む所とか。
これを直せるのは、私しかいなかったよね?
他の人が悠緋に声かけても、動こうとしなかった。
面倒なやつ。
『やっぱ俺バカだな?』
悠緋は顔を上げて夕日をみた。
「うん」
『ズバッと言うなよ!!』
うわっ、今日2回目。
人が言われたくない言葉ズバッと言うの。
本当に直らないし。
素直になれない。
いつ私は素直になれるのかな?
「ごめんごめん」
『別にいいけど…』
この悠緋がくれた1日早いプレゼントが、私達を笑っているようだ。
表情をオレンジ色に照らし、楽しんでるみたい。
でも、夕日はどこか悲しげな感じだ。
どうしてだろう。