君が奏でるメロディ ~貴方の瞳に映るもの~
今日の月は綺麗な三日月だ。
私は側に置いてある眼鏡をかけた。
眼鏡かけた方がバッチリ見える。
《『なんか俺達離れてるのに、繋がっている気がする』》
《「えっ」》
《『いや、忘れて』》
忘れないよ。
ちゃんと聴いてたから。
同じ景色を見てるわけじゃないけど、星を見てるのは一緒だから。
繋がっている気がする。
《「私、瞬夜の事、もっと知りたい」》
考えてみれば、瞬夜の事全然知らない。