常冬の青春に恋をした!?
「怪我って言う割には

ぴんぴんしてるじゃねーか」

「はぁ?自分が悪いからって

論点ずらそうとしてんじゃねーよ!」


相手は無茶苦茶なことを言いながら

殴り掛かってくる。

その拳が左頬に叩き込まれ、

口の中で薄く血の味が広がった。


「・・・・・・・」

さすがに面倒事を起こすつもりは

なかったが、殴られたことで頭に血が上る。



――上等だ。




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