常冬の青春に恋をした!?
「・・・・なんだって?」

「私の家に行くと言ったのだ。

これしきの距離で聞こえんとは、

明日にでも補聴器を買いに行け」

 
こちらを振り返るかわりに毒舌を

突き付けてくる碧葉。


って、待て待て待て!!


「な、なんで!それに俺らの姿が見えないと

シュウ達が心配するだろ!?」

「・・・・」

俺の主張を聞いてピタリと足を止める碧葉。

そのまま無言で巾着から携帯を取りだす。
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