常冬の青春に恋をした!?
話を聞き終えた大樹は、

何とも言えない表情をした。

「――碧葉らしいというか、

なんというか・・・・

陽太先輩、なんで碧葉に告ったんですか?

先輩ならもっとまともな人でも

ゲットできたんじゃ・・・・」

遠回しに悪趣味と言われたような気がしたが、

言い返せないので黙殺する。

 
――本当に、“あの時”の彼女は

幻だったのかな・・・・
 

ハァーとでかいため息を吐いた、

その時。


「私は茶の間で待っていろと言ったんだがな」
 
スッと隣に座ったのは、

話題沸騰中の碧葉だった。


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