常冬の青春に恋をした!?
「すまんな。何でも気になる年頃なんだ」
 
そう言いながら碧葉がタオルでくるんだ

氷嚢を渡してくる。

「しばらく冷やしておけ」

「ああ、サンキュ」

「ん」
お礼を言うと、救急箱を片づけながら頷く。
 
――彼女らしいな。

思わず口元が緩む。
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