常冬の青春に恋をした!?
綿あめを受け取った柚芽っちは

ピョンピョン跳ねて喜びを表現している。

「危ないから座って食べろ」というと、

碧葉がふと思いついたような表情をして振り返った。

「ついでだから、お前も夕食を食べて行け。

どうせ待っていた間は何も食べていないんだろう?」


確かにあのときはボケっと

待っていただけなので、

昼から何も食べていない。
 

でも手当てしてもらった上に

夕食までごちそうになるのは図々しくないか?
 

そんなことを言うけど、

碧葉は気にした様子もなく、

「どうせ今日は手抜きだ」と言って

台所へ行ってしまう。
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