常冬の青春に恋をした!?
あ~、確かに携帯の向こうからは

『ユメもいく~、あおちゃんと

いっしょいくー!!』←柚芽っち

『じゃあ大樹と一緒に遊んだら?

庭でイルカの真似してバク転

しまくってくれるって』←姫華さん

『無茶言うなよ!

不可能に決まってんだろ!!』←大樹

『だいちゃんよりほんとの

イルカさんがいい!!』←柚芽っち

『柚芽ー!!』←大樹

『あっはははは。

大人げないわよ~大樹』←姫華さん


『柚芽に当たるな、

この愚か者が!!』←碧葉

『ギャーーーー!』←大樹

(バンッ ドンッ ドサッ)←?


・・・・わ~、ド修羅場・・・・

つーか、俺の存在忘れられてる?

不安になりかけると、何か不吉な音の後、

何事も無かったかの様に碧葉が

会話を復活させた。


──大樹・・・・お前のことは何故か他人とは思えない。



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