常冬の青春に恋をした!?
「あ゛~・・・・」
「腹痛か」
「へ?」
顔を上げるとすぐ近くに碧葉が立っていた。
「呻いていただろう」
「あ~、そうじゃなくてさ。シュウのせいで
気力をごっそり持って行かれて・・・・」
「疲れたのか」
「まぁ、そこそこ」
「ならば、少し早いが昼食にするか。
今ならそれほど人もいないだろう」
「え、そこまでしなくても大丈夫だけど」
今の時刻は11時ジャスト。
昼食を食べるにしては早すぎる時間だ。
それとも、疲れている俺のことを
心配してくれたのだろうか?
だったらめちゃくちゃ嬉しいけど。