常冬の青春に恋をした!?
「貴様は大丈夫であっても関係ない」

・・・・・・・・・・・・前言撤回。

もの凄くやな予感が。

「柚芽がはしゃぎすぎて空腹になったらしい。

朝食も上の空であまり食べていなかったしな」

そう言う碧葉の視線を辿ると、

うつむいてお腹を押さえている柚芽っちと

座り込んだ修輔の姿が見えた。


――シュウ、ガキじゃないんだから

体力配分はしておけよ・・・・


「そう言う訳だから、

お前は先に行って席を確保しておけ」

「・・・・いや、何で俺?」

「柚芽はともかく、

杉町の面倒を見つつ誘導出来るのであれば、

私が席取りをしても良いが」

「先に行って席を取っておきます」

でかい男が床に座り込んで、ある意味

注目を集めまくっている修輔と一緒に歩いたら、

俺も変な注目を浴びるハメになる。




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