常冬の青春に恋をした!?
ハァ~とため息を吐きつつ
ベンチから立ち上がると、
碧葉が怪訝そうな表情で
こちらを見上げてきた。
「何だ。ため息なんぞついて」
「あ~、いや。もうレストランって
開いてるのかなって思って」
「・・・・何か食いたい物でもあるのか?」
「いや、特にないけど・・・・どうして?」
すると碧葉は背中のリュックをポンポンと
叩きながら、信じられないことを言った。
「一応お前の分の弁当も作ってきたのでな。
出来れば持ち込み可の
喫食スペースがいいのだが」
・・・・・・・・・・・・え?