常冬の青春に恋をした!?
「・・・・・・・・弁当?」
「うむ」
「・・・・・・・・・・・・俺の分も?」
「綾香と姫華に言われてな」
肩をすくめる碧葉。
やけに大荷物だと思っていたけど・・・・
「速攻で席取ってくる!!」
先程までの無気力さが嘘のように一気に俺は走り出した。
後ろから「走るな馬鹿者!」
と言う碧葉の声が聞こえてきたけど
気にしない。
周りの人たちが驚いたような表情で
こちらを見ているけど、気にしない。
――また碧葉の料理が食べられるなんて・・・・
神様綾香様姫華様、本気でありがとう!