常冬の青春に恋をした!?
イルカショーにご用心!
「あー、結構席埋まってるな」
お昼を食べて、暫くのんびりとしていると
館内放送が入って、
イルカショーの案内が流れた。
それを聞いた碧葉が
「水族館に来たのだからイルカショーは必須」
と言いだし、全員でイルカショーの会場に
向かうことになった。
が、さすがは水族館のメインイベント。
すでに客席の半分以上が埋まっている。
「バラけて座れば結構あるんだけどな・・・・」
「終わった後が面倒だが、仕方ないか」
俺の呟きを聞いて、
柚芽っちを抱っこしていた碧葉は
空いている席を探すように視線を動かした。