常冬の青春に恋をした!?
そうこうしているうちに
7月から8月に代わり、
後もう少しで二週間経ってしまう。
サッカーをしてもこのことばかりが
頭を巡り、まったく練習に
身が入らない。
どうしようもなくなって、
修輔の家に押しかけた。
で、あの時のことを話して
相談に乗ってもらっている。
「だから遠山さんは
怒らせるなよっていったのに」
「う゛ぅ~」
言い返せずに机にしがみつく
俺を見て、修輔は顎に手をやって
頷きながら。
「こうなったら、方法は一つだな」
「なに」
藁にも縋る思いで修輔に詰め寄ると、
もったいぶった口調で一言。
「なにも考えるな」
「・・・・ダメじゃねーか!」
真面目に聞いて損したよ!