常冬の青春に恋をした!?
ガックリと項垂れると、
修輔のわざとらしいため息が。
「も~せっかちだなぁ。
要は、相手の顔を見て
ぱっと思い浮かんだことを
そのままぶつけりゃいいんだよ」
「でも会ってくれないし・・・・・」
「じゃあ電話すりゃいいんじゃね?
しつこく掛け続ければ
キレて出てくれると思うし」
「キレてって・・・・
リアルすぎて恐い」
今の精神力じゃ、
きついことを言われたら
立ち直れそうにない。
「はぁ・・・・」
机に頭を乗せたまま、
ポケットから出したものを眺める。