常冬の青春に恋をした!?
「穂乃佳も穂乃佳だ。
自分が死ねば良かったとか、
死んでしまいたいとか・・・・
どうしてそんなことを言う?
洸樹が守った命は
そんなに軽いものだったのか?
好きだから自分も死にたいと言うなら、
私は恋なんてしたくない!」
「分かった。分かったから」
思わず碧葉を抱き起こして、
そのまま抱きしめる。
宥めるようにポンポンと背中を叩くと、
押し殺したような泣き声が聞こえた。
「ホントは、
あんな事言うつもりは
なかったんだ。
でも、
穂乃佳を見ると、
考えが全部吹っ飛んで、
きつい言葉ばかり言ってしまって・・・・
謝りたくても、謝れない」
泣き声の間に絞り出す声は、
こちらの胸も苦しくする。
でも顔を見るときつい言葉が
出てっちゃうんじゃなぁ・・・・
あ、そうだ。