常冬の青春に恋をした!?

「だったらさ、手紙書いたら?」

「手紙?」

こちらを見上げる、

真っ赤な目を見つめ返しながら頷く。

「手紙だったら

いきなりきつい言葉を

ぶつけるって事もないし、

何度だって書き直せる。

自分の考えを相手に伝えてからなら、

謝りやすくなるんじゃね?」

俺の話を聞いた碧葉は、

ボンヤリと視線をさ迷わせ、

ポツリとつぶやいた。

「お前も・・・・」

「ん?」

「お前も、何度も書き直したのか?」

「へ?」

「手紙。くれただろう、

初めてあった時に」


・・・・・・・・・・・・あ゛――――!!

「あ、ああうん。

書き直したよ、何度も何度も」

「そのわりには短い内容だったな・・・・

差出人も不明だったし」


それを、それを言わないでぇー!

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