常冬の青春に恋をした!?
「お前とは随分な付き合いだけど、

まさかこんな趣味だったとは・・・・」

しみじみと呟く修輔。

──なんとなくやな予感がする。

「どういう意味だよ」

できるだけ軽い調子で聞くと、

修輔はニヤリと笑って一言。

「Mだった疑惑?」

「やかましい!!」

そう言ってしみじみとしている

修輔の首を絞める。

──もう一遍死んでこい、この馬鹿が!

ドタバタと暴れていると、

昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴る。

「ッたく、馬鹿なこといってんじゃねーよ」

そう言いながら修輔を放すと

自分の机に向かう。

ああ、でも・・・・

歩きながらふっと思い出す。

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