常冬の青春に恋をした!?
俺は呼びかけると同時に腕を引き――

そっと、彼女の唇に自分の唇を重ねた。

「――」
 
目を見開いて固まる碧葉。
 
そんな碧葉を見ながら唇を離すと、

俺はにかっと笑って体を捻る。

「充電完了!ちょっくら行ってくるわ」

そう言ってグランドに整列している

チームの元へと駆けていく。

「っんの、ゲスがーーーっ!!」

碧葉の絶叫が響いたけど、

今は気にならない。


――今ならどんな強敵にも勝てる気がする


いつも以上に軽く感じる体で、

俺はボールを追いかけた。




END・・・・?

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