常冬の青春に恋をした!?
「やはり恋愛なんぞには興味を持てないが
・・・・お前には興味を持った」
――え?
思わず目を開けると、
目の前にしゃがみ込んだ
碧葉の顔が飛び込んできた。
その顔には、
未知の生物に遭遇したかのような
表情が浮かんでいる。
「私が何度突き放した事を言っても
懲りることなくまた寄ってくる・・・・
学習能力がないのか?それとも、
これが俗に言うマゾというものなのか?」
いや、そんな真っ直ぐな瞳で
言わないで欲しい・・・・
地味に凹むから。