常冬の青春に恋をした!?
――タンタンタンタン。

軽い足音が聞こえてきて、

思わず扉を見つめる。

知らず知らずのうちに

心臓が早く脈打ち始める。

──やばい、マジで緊張してきた。

しばらくすると、一人の女子生徒が姿を現す。

その姿を見た途端、俺は息を止めていた。

――来てくれた。

その想いが頭の中を駆けめぐる。
< 4 / 313 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop