常冬の青春に恋をした!?
綾香姉さんは、ローファーを取り出す

碧葉に向かって声をかけた。

「碧葉、私は用事があるからまた明日ね。

絶対毒舌垂れ流したらだめよ」

「そうか、分かった。気を付けて帰れよ」

後半の台詞をサラリと流して、

さっさか歩き出す碧葉。

「ちょ、待ってくれ」

振り返ることなく外へと出る

彼女を追うために、

俺は下駄箱からスニーカーを取り出し、

慌てて足を突っ込んだ。
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