常冬の青春に恋をした!?
彼女は同じ学年――

2-Cの遠山 碧葉(とおやま あおば)。

初めて見かけた時から、

ずっと忘れることが出来なかった相手だ。

いつもスッと背筋を伸ばしている彼女は、

決して大柄ではないのに

周りよりも背が高く見える。

だからいつも遠くからでも

簡単に見付けられて、

その姿を見るだけで気持ちが

舞い上がるようだった。


天使の輪がみえるくらい綺麗な髪は

肩に届くくらいの所でバッサリと切られていて、

勿体ないと思うと同時に、よく似合うとも思う。
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