常冬の青春に恋をした!?
千里の道は果てしない・・・・

そうだ、夏祭りに行こう

「情報が漏洩した・・・・」

「ほへ?」

昼休み、あの因縁の屋上で

焼きそばパンを頬張っていた俺は、

同じように弁当を広げていた

碧葉の呟きを耳にして、

間抜けな声を上げた。

碧葉は箸でつかんだコロッケを

じっと睨みつけ、ため息をつく。

「私が同学年の男子と付き合い始めた

ということを、なぜか姉が知っていた」

「へー、碧葉にはねーちゃんが

いるのか。どんな人?」

「美容師の専門学校に通っている。

歳は私より5つ上だ。

性格は・・・・あまり言いたくない」

そういうと碧葉は口一杯にコロッケを頬張り、

ムグムグと口を動かし始める。
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