常冬の青春に恋をした!?
碧葉の恋愛教室としての4カ条は、

①と③を残して挫折した。

一緒に登下校というのは、

俺は朝練があるし、

帰りは碧葉の都合が悪い。

電話やメールは碧葉のめんどくさいという

セリフでおじゃんになった。

そのため、付き合い始めて5日も経つのに、

俺のケータイには彼女のアドレスがない。

・・・・カレカノとして、これはどうよ?

その代わりとして、

お昼だけは一緒に食べてくれる

ことになったけどさ。

ただそれにも周りにだれもいない所

ならっていう条件があった。

条件を聞いたときは

やっぱ恥ずかしいのかと思ったけど、

「せっかくの昼食の時にじろじろ見られたら

うっとうしいから」

と、どこまでも真っ直ぐな瞳で断言された。
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