常冬の青春に恋をした!?
彼女は立ち尽くしている俺に気付くと、

ピンと背を伸ばしながら歩いてきた。

「あ、きっ、来てくれたんだ」

緊張のあまりどもる俺。

「手紙にそう書いてあったので」

あ、そうっすね・・・・

俺がそう頼んだんですよね。


「それで、一体何の用だろうか。

そもそも君は誰だ?ゴンベ君」

 ん?

「ゴンベ?」

「名無しのゴンベ」

そう言いながら彼女は手紙を見せる。



・・・・ぎゃああぁぁぁ!

名前書くの忘れとるーーーっ!
< 6 / 313 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop