常冬の青春に恋をした!?
「あぁああぁあの!
俺は2-Aの大橋陽太って言います!」

あれだけ見直したのに、

なにやってんの俺?

過去に戻って自分に聞きたい。

「そうか。それで、用件は?」

えらく淡々とした口調だが、

てんぱっている俺は気付かない。

「あ、ああああの、俺、俺・・・・」

最悪だ。

ほんとはもっと格好良くいこうと思ったのに、

これじゃ格好悪すぎる。

パクパクと口を動かすだけで、

何を言えばいいのかわからない。


時間だけが過ぎていく。

それがさらに俺を焦らせる。

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