常冬の青春に恋をした!?
しかもあり得ない事に、

あの碧葉が化粧までしていた。

薄くファンデーションを塗った頬に

不自然に見えない程度のチークを付け、

ただでさえ潤いを保っている唇に

グロスを付けている。


――綾香の言っていた心臓云々ってこれか!

確かにこれは止まるよ。

心臓発作を起こして窒息死だよ!

止まったら死ぬからダメだけどさ!!


そんな意味不明な言葉が、

頭の中を縦横無尽に駆けめぐる。
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