常冬の青春に恋をした!?
心の中で感謝と功績をたたえていると、

碧葉は不愉快そうに顔に手をやる。

「こんなものを塗られるくらいなら来なければ良かった・・・・

どうも気になる」

そう言って目元を擦ろうとする。

「擦んない方が良いぞ、痛くなるからさ。

それに凄く可愛いし、

こんな碧葉を見られるなら

来て良かったよ、俺は」

そう言うと、目を擦ろうとしていた

碧葉の動きが止まった。


何も言わず、ただじっとこちらを

見上げている。


──ん?なんだ?

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