常冬の青春に恋をした!?
「射的か」

「うんそう。あれやんないとなーんか

祭りに来たって気になれなくてさ」

碧葉の呟きに修輔が説明する。


そう言えば、祭りに来ると必ずやってたな。

こいつ。


「別に良いぜ。俺はそこの鳥居の所で

待ってっから」

「おう。んじゃ、綾はなんか欲しい物ない?

俺が取ってやるよ」

「えっ、良いの?じゃあ、

あのぬいぐるみが良い!」

「よっし、まかせな。

一発で仕留めてやるよ!!」


そう言いながら屋台に向かうバカップル。



――俺に対する嫌がらせかっ。

どちくしょー!





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