BE MY ANGEL
「はい、タイリン」


今日もトーリはまた塩むすびを作ってきてくれた。


20体のロボット全てを破壊した後、昼飯にした。


まだ12時前で、トーリのロボットを倒す速度は最近めきめき上がってきていた。


「今日も疲れたね」


そう言ったトーリは左頬を切っていた。


「大丈夫か?」


オレはその頬をそっと撫でた。


「うん。私にはヒデオがいるからこんなことじゃまだまだ死ねないよ」


「そうか・・・」


トーリの顔はキラキラ輝いていた。


オレはトーリが立ち直ってくれたことは嬉しかったけど、何だか遠くに行ってしまったみたいで寂しかった。
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