BE MY ANGEL
美姫はあくまでも冷静だった。


「私の現在の使命はリオとお父さんとお母さんを守ること。危険が及んだら殺すのは当たり前でしょう?」


「・・・・・・」


「お母さんは守れなかったけど・・・」


そう言った瞳はとても悲しそうだった。


「あなたは私を“天使”だと思ってるの?」


「え・・・?」


私は美姫の質問の意味が分からなかった。


「私は天使じゃない!人間でもない!ヒューマノイドなの!」


突然叫んだ。


「人間は何て卑怯で卑劣なの・・・。もう嫌!これだったらロボットと戦ってた方がずっとマシだわ!」


私は美姫の本音を聞いた。
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