BE MY ANGEL
「何でこんな寒い所で寝てるの?」


「ここ静かだから。誰もいないし」


「今日は枕もあるから眠れそうだ」


そう言うと男はちろっと美姫を見上げた。


美姫はドキッとした。


「あぁ~、また眠くなってきたー」


そういうと男は美姫の膝の上で眠ってしまった。


「不思議な人・・・」


美姫はそう言うと、男の髪をそっと撫でた。


短くて硬い髪質だった。
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