ホストと芸能人 × ヘタレと毒舌《コラボ》
その後もそんなことを言いながらも

走るスピードを緩めず、

目的地まであともう一息という距離まで来た。


が、その時。後ろから情けない声が。


「よ、陽太~俺もうダメだ」


後ろを走っていた修輔が、

立ち止まって道の片隅に座り込んでしまった。

それに気付いた俺は、

立ち止まって軽く乱れた息を整える。
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