ドS王子とMプリンセス!?
登校2
ダッシュだ!と勢いをつけて私は走った。
向こうからやってくる人に気づかずに…
ドンっ!!!
私は何かにぶつかった拍子に尻餅をついてしまった。
手をついたせいか、手のひらが少し切れてしまった。
由仁「いったぁ。どこ見てんだよ!」
気の強かった私はすぐさまそう言い放った。
雅也「は?意味わかんねーし。」
意味わかんないはこっちよ!
由仁「女の子にぶつかってその態度は何?」
雅也「ぶっ!!」
なっ!
何コイツ。人をバカにしてるよね?
由仁「何笑ってんだし。キモ。」
雅也「いや。笑うだろ。自分のこと女の子とか言ってさ。そっちがキモイっつーの!」
はぁ?何言ってんの?
女子だから女の子って言ったまでじゃん。
由仁「もーいいし。マジ気分悪い。」
私はそう言って急いで学校に向かった。
由仁『そーいえば。アイツどっかで見たことあるな?誰だっけ?』
私はさっきぶつかった奴のことを考えてた。
由仁『あとで、優と舞にきいてみよーっと』