続ナイショなダーリン─証─
あんまりにもしつこく粘った甲斐あって、ルイはいつも通り勝手にしろって。
やっと、この日が来た。
ルイの幸せ。
あたしが願った日なんだよ?
「……おいっ……やめろっ!!」
ルイの言葉は完全無視。
あたしはルイを、これ以上ないくらいの美人にするの。
さらし?
そんなもん関係ない。
今日は女の子。
ブラをして、メイクをして、ヒールを履いて。
「……変じゃない?」
新しいルイにあたしは惚れそうになった。