続ナイショなダーリン─証─
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「なんだ……これ」



車を走らせようやく玄関を開けたのに。


みくの笑顔はなかった。

代わりに残されたのは

整理された広い部屋――


「まてよ……」



待ってくれ

みく――


これじゃ
二葉のときと変わらない。

俺のせいで……

あんな思いもう沢山だ……



「みくっ……」



俺は

絶望感に襲われた――


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