続ナイショなダーリン─証─



「自然なことだよ」



気付くと後ろにライトがいた。

お風呂場で、あたしぼんやりしちゃってたんだ……



「みく。それは人間の本能だから」


「う……」



なんでも分かってますって顔で

ライトが優しくあたしの頭を撫でた。


そう。


あたし――



ライトとのキス

すっごく気持ちいいの。


だからって

自分から求めたりしないよ?


でもね


ライトとならいいって

思っちゃうんだ。


そんな風になった自分が恥ずかしくって

逃げちゃうの。




「みく。俺が好き?」


「うんっ……」


「だったら心も、体も。俺を求めるよ」


「……っ」




あたしはライトを愛してる。

けど

このドキドキは別物なんだってば~!!




< 21 / 186 >

この作品をシェア

pagetop