続ナイショなダーリン─証─
「あ。パレード始まっちゃう!」
食べかけのポテトを急いで飲み込んで、ライトを引っ張った。
「落ち着けっ」
ブラックコーヒーを持ったまま振り回されるライトが、なんだかくすぐったい。
人混みに紛れても
見失わないよ?
ライト、背高いんだもん……
改めて思う。
スタイルいいなぁ、って。
くふふ。
“秘密のデートだな”
ゴーストに怒ってた1時間前。
そっとライトが囁いた。
ドキッて、しちゃった。
あたしも
そう思ってたから。