続ナイショなダーリン─証─

ミコトさんは車を停め、羅未を抱いて少し近づいた。

あたしはじっとしてた方が
いいよね……


「行くぞ、みく?」


ルイが、強引に腕を引っ張った。

バレなきゃ、いっかな。

あたし
見てみたい。

自分の目で。



「カーット!!」



そんな声がして、ザワザワと人混みが動いた。

あ。いた。

ライト……


ルイが大胆にも関係者の傍へ挨拶に行く。




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