続ナイショなダーリン─証─

「え、テルさん?」


心配してくれるのかと思ったら。

自分も噴水に入ってしまった。


「俺に任せてもらえませんか」


静かにそう言ったライトに、監督は頷いた。



―――――……



水しぶきがキラキラ輝く。

濡れたあたしたちの服は肌にぴったりくっついて。

ライトの髪から落ちる雫が、あたしの頬へ。

見つめ合って

キス――


『したくなる、唇』


テロップが出た。




< 64 / 186 >

この作品をシェア

pagetop