続ナイショなダーリン─証─
「二葉も早く幸せになるといいですね……」
「そうね。まさかReilaさんのこと、知ってたなんて」
「うん……」
お母さんの話では、Reilaさんは奪われたわけじゃない。
自らその結婚を望んだって。
ただ、それは二葉のお父様を思っての行動だったって。
切なかった。
「3人いつも一緒にいたの。私はReilaの代わりにはなれなかった……」
寂しそうに、お母さんが話してくれた。
あたしはReilaさんもお母さんも
なんて美しいんだろうって思った。