空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜
ボクは、駅長さんの両腕をつかみ叫んだ
「 …… 駅長さん!!!
攻撃を、攻撃を止めさせてくれ!! 」
「 ――― 無論だ
しかし攻撃の決定権は、現政府にある
…… そして我々にあるのは
あのH-01が、一機のみ
それが今、手元には無い状態だ
だとすると、この場所を守る事が
今現在の、最優先事項となる 」
「 な… 何も出来ないんですか?! 」
「 相手は、植物意識
どんな風に進化をするか
その予測は、予想でしか無かった
…もし、この地を覆う様になったなら
船はそのまま、宇宙へと飛び立ち
第二の地球を捜す旅に移行する
―… だから我々は、皆 年寄りなのだよ 」